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    遠藤乾のフライデースピーカーズ(2012年5月25日)―元田結花さんをお迎えして―

    2012年5月25日三角山ラジオ「遠藤乾のフライデースピーカーズ」は、以前北大の同僚だった元田結花さん(学習院大教授、国際開発援助論)を迎えて、ちょっと難しい問題、貧しい海外の国との付き合い方について考えました。

    以下の頁に入るとPodcastでダウンロード可能です。
    http://www.sankakuyama.co.jp/podcasting/endo.html
    音楽とCMの時間が結構あるのですが、著作権等の関係で聴けないその以外のやり取りはお聴きいただけます。
    (Ustも観れます。http://www.ustream.tv/recorded/22834098

    個人的には、ちょうど2年にわたる英国留学を控えてのりのりの元田さんと久しぶりにじっくり話せたのがうれしかったです。テーマ的には、二つ大きく考えさせられました。

    1)「抑制された楽観主義」ということばで元田さんは括っておられたのですが、圧倒的な世界大の貧富の格差を目の前にして、一方で何もできないと諦観するのでなく、他方で介入で何か世界が変えられる、何をか途上国に教えられるとおごるのでもなく、その間にあって、途上国(民)の発展を邪魔しないこと、その環境整備をすること、そのような外延でできることをすること、の大事さを教わった気がします。それは、実は容易ではない。内戦の激化に手を貸すような小火器を売らない、とか途上国が生産する一次産品を投機の道具にしない、とか。

    2)これは対話の中で自分でそう思ったということですが、世銀であれ何であれ、(普遍的な)国際組織は、すぐに帝国主義や傲慢のそしりをまぬかれないのではあるけれども、外国への関与がなくならない限り、それは必要とされるということ。なぜか。それは、どんなに力関係が非対象であっても、支援国は被支援国を丸抱えできず、また被支援国は支援国の支配下にあるという格好を嫌い、その結果双方が何らかの第3者的なファサードを必要とするから。

    3)あとはうまく言えないけど、補足すると、おそらく「利益」というタームだけでは開発援助は正当化できない。どこかで、(普遍的)規範とか(援助する側される側の)アイデンティティとかを絡めないと、それは成り立たないのでは、ということ。

    なお、月一の最終金曜日というのは変わりませんが、4月から時間が1時間早まって15~17時の放送となっています(今後も15時から2時間で固定されます)。

    次回は、6月29日(金)15時~17時の放送です。北大国際メディア研究科准教授でアメリカ政治がご専門の渡辺将人さんと、今秋の大統領選とその背後にあるアメリカ社会の変容についてじっくり話します。
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    遠藤 乾

    遠藤 乾 (えんどう けん)

    北海道大学法学部、法学研究科、公共政策大学院教授(国際政治)

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